30代からの医学部学士編入合格への道TOP > 医師になってから > 婚活事件簿〜お見合い相手成りすまし
婚活事件簿〜お見合い相手成りすまし
前回はフェリーチェ担当者Dさんとアヴェニュー担当者Xさんのメールが一部、内容だけでなく言い回しや変換の個性、助詞の使い方のミスまで
完全一致して、100%の確率で同一人物と断定でき、2人のうち少なくとも1人は確実に成りすましと断定できるという話をしました。
このように担当者が成りすましではあっても、その任務をきちんと全うしてくれて僕を幸せな成婚に導いてくれれば
僕の憤りは収まって、ここにこうして暴露することもなかったはずですが、現に僕がこうしてここに事実を暴露しているのは、
婚活は全く上手く行かず暗礁に乗り上げているからです。
そもそも何者かが僕の担当者に成りすますという行為は常に発覚のリスクと隣り合わせであり、
そのような危険な行為を犯すからには、それなりの強い動機、目的があることは明らかです。
今回はその話をしたいと思います。
成立したお見合い7件を通して、さらに奇怪で不可解な事実が明らかになりました。
その日、お見合い相手として僕の目の前に現れた女性が、僕が対面しようとしていたプロフィールの女性とは似ても似つかない別人だった、
ということが起こったのです。今回はそのことも交えて、7件のお見合いを振り返ってみたいと思います。
日本結婚相談所連盟(IBJ)婚活システムについて
IBJ(日本結婚相談所連盟)の婚活システムを知らない方のために、ここで簡単に説明しておきます。
やや長くなりますが、本事件の概要の説明を理解する上で、必要な知識になりますので、
読むのがやや面倒でもお付き合いいただければと思います。
日本結婚相談所連盟(IBJ)婚活システム
IBJは日本にある多くの結婚相談所が加入している団体で、僕が所属しているプライムマリッジではアヴェニュー東京が加入しています。
会員数は男女合わせて約7万人(僕が加入した2022年5月当時)とも言われ、会員に固有のID番号が割り当てられます。
この婚活システムにこのIDと自分で設定したパスワードでログインすると会員画面が現れます。
ここで相手に希望する条件、例えば、年齢の上限・下限、出身地・居住地、年収(公開していない人もいます)、
趣味などの条件を入力し、検索ボタンを押すと、条件に合致する会員が顔写真(公開していない人も稀にいます)一覧で表示されます。
その中から興味のある会員のボタンをクリックすると詳細が表示されます。
そのプロフィールを読み、この人とお見合いしたいと思う場合、お見合いを希望するボタンを押せば、お見合い申し込みとなります。
まだ決められないという場合には保留してもいいですし、「お気に入り」に登録しておいて、後日改めて検討することもできます。
お見合い申し込み件数には上限があり、多くは1か月20件とのことです。
僕の場合、担当者Dさんから「お見合い申し込み件数」を10件1万円で追加購入することもできる、という説明を受けましたが、
いずれにしても上限があるため、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という戦法は使えないということです。
申し込み・お見合い成立まで
お見合い成立には2パターンがあります。年齢、居住地、趣味など自分の希望条件を入力して検索し、
その検索結果に表示された相手女性のプロフィールを1つ1つ見て行って、お見合いしたい女性にお見合いを申し込み、
相手がお見合いOKを出すというのが1つのパターン、もう1つはその逆でこちらにお見合いを申し込んでくれた女性にこちらがOKを出すというパターン
です。お見合い成立には双方の合意、OKが必要ということです。
お見合いが成立すると、相手の姓、苗字のみが伝えられます。
そして次からが重要ですが、申し込みを受けた方が優位にあり、希望するお見合い日時、場所の候補を2〜3提示し、
それが担当者間を介して、申し込みをした側に
伝えられます。申し込みをした側がその中から選ぶわけですが、日時、場所が合わない場合には話し合いとなります。
僕の場合は茨城県と言っても歩いて千葉県に渡れるような、都内に出るには好都合の場所に住んでいることもあり、
初めから東京都内・23区内を希望していましたし、相手女性の希望にも極力合わせるようにしていました。
お見合いについて
次に実際のお見合いになるわけですが、日中、喫茶店で1時間程度というのが目安です。
ここで相手について質問するのもいいですし自分のことを話すのも良いですが、
相手に主導権を譲り、相手の話を興味を持って聞き、話しやすい雰囲気を作っていくというのが好感度を上げる秘訣とされますし、
僕の場合もそれに徹しました。
お見合いのお茶代は基本男性持ちで、当然ですが僕も全て自分で持ちました。
お見合いの成功・不成功、仮交際について
この1時間のお見合いで次に会いたいと思ったかどうか(OK or NG)を、女性、男性それぞれがIBJ婚活システムで自分の担当者に伝えます。
その意思表示の期限はお見合い翌日の13時(午後1時)が目安です。
その返答(OK or NG)が担当者同士で取り交わされ、お互いOKという返答があった場合には、
めでたく「仮交際」という次のステージに進みます。
インターネット上の記事を参照すると、お見合いから仮交際に進める平均割合は30%程度とのことです。
0.3の平方根は0.547、つまりそれぞれがOKを出す平均割合は55%ということになります。
この時点で相手の姓だけでなく下の名前も伝えられ、本名が分かるというシステムです。
そして相手の携帯電話番号も担当者を介して伝えられ、お見合いでのOK返事へのお礼と、
相手が良ければ次に会う日時と場所をここである程度決めてしまうのが良いとされます。
こうして仮交際に進み、会う回数を重ね、本当に自分と合う相手なのかを見極めていくわけですが、
ここで多くの場合、終了してしまうとされます。
仮交際を5〜6回ほど重ねて、相手のことが分かってきて、この人と真剣に結婚を考えたいと思った場合、
どちらからでも構いませんが、「真剣交際」の意思表示をします。
「真剣交際」というのは結婚を前提とした付き合いということで、「仮交際」から「真剣交際」に
進める割合は10%程度とも言われています。
真剣交際に至れば、成婚に至る率はかなり高いとされ、一説には60〜70%とされています。
ここまで来るのが大変なんでしょうね。
以上、ざっくりとですが、婚活システムについて一般論を交えて説明してきました。
この後はこの説明内容を踏まえて、実際の僕自身の婚活、ここではお見合いについて体験談を語っていきます。
ここでお見合い体験談を語る目的は、単なる備忘録ではなく、後の分析で必要になる箇所が随所にちりばめられているからです。
ただ全体としてお見合い7件でかなりの分量となってしまいますので、
読むのが大変な方は、DとFだけを読んでいただければと思います。
お見合い体験談
@37歳・東京在住、5月22日(自分:NG、相手:?(推定NG))→ 終了
この人はこちらがお気に入りに登録していたところ、相手から申し込みがあり、それを僕が受け入れる形でお見合いになりました。
偶然というのもあるものだなと思いました。
銀座のカフェでのお見合いでした。
実際の見た目はプロフィール写真とはかなり違いますが、写真の場合は細かい加工が可能であるため、
実際の見た目よりも数段よく撮れることが多いと言われます。
ただこの人の場合は、顔かたちの良しあしではなく、そもそもの顔の作りが違うと感じましたが、
まあ同じ人なのでしょう。
(この後のお見合いで成りすましが出現するまでは、それを疑うという発想・視点そのものがありませんでした)。
仕事の話、趣味の話など、緊張することなく落ち着いて話せる人でした。
ピアノも好きで、2021年ショパンコンクールに出場した日本人ピアニストの名前も挙がり、
好きな曲、弾いたことがある曲など、それなりに話が弾みました。
自己啓発書が好き、自宅でまったり過ごすのが好き(インドア)という共通点もあり、
一緒にいて緊張しない居心地の良さがありそうでした。
お相手が終了10分前にトイレに立ったことも含め、「この人はない」と判断しました。
銀座駅まで100メートルほど歩く途中、「実は僕はショパンの全作品を作品番号まで覚えています」と話したところ、
「もっと話が聞きたい」と思ったのか、「有楽町駅までご一緒していいですか?」と。
有楽町駅まで一緒に歩き、山手線に乗り、僕が上野駅で降りてそこで別れました。
初回のお見合い相手ということもあり、判定基準が厳しくなってしまったように思います。
アヴェニュー担当者Xさんに伝えると「丁重にお断りしておきます」というコメントがあっただけで、
相手からのお返事は結局教えてもらえませんでした。
いずれにしてもこちらがNG返事を出せば、相手の返事によらずお見合い不成立となるため、
相手の返事は重要ではないと考えたのか、それは分かりません。OKであれば教えてもらえるはずですから、
おそらく相手もNGだったのだと思います。
A36歳・茨城在住、6月12日(自分OK、相手:NG)→ 終了
この人はこちらから申し込んでお見合い成立となった方です。OK返事のタイミングが遅かったのですが、
それは返事を迷っていたからでしょうか。茨城県水戸市在住ということで、やや遠いですが、はるばる車で行ってきました。
喫茶店兼レストランというような店で、新型コロナウイルス感染対策のため、アクリル板を隔てての対面でした。
プロフィール写真通りの女性でした。ピアノもある程度弾いていたということで、相手はずっとピアノの話をしていましたが、
こちらの話を聞くでもなく、僕の仕事の内容や趣味のピアノの話はほとんど聞いてくれませんでした。
僕はひたすら聞き役に徹していたわけですが、途中から店内がざわつき始め、アクリル板を隔てていたこともあり、
相手の声が聞き取りにくくなり、笑ってごまかす時間が長く苦痛となってきました。
相手にも「声が聞き取りにくくて・・・すみません」と言いましたが、それに相槌を打つでもなく話を続けていました。
最後にこの方は「楽しかったです」と苦笑いのような作り笑いをして頭を下げましたが、おそらく本心ではなかったはずです。
僕の方からはOK返事を出しましたが、相手からはNG返事が返ってきました。
お断り理由は「フィーリングが合わないと思った」とのことでした。せっかくはるばる遠くまで行ったのに、
その成果がなく結果的に徒労で終わってしまい、残念でした。
B37歳・東京在住、6月26日(自分:OK、相手:OK)→ 仮交際へ
この人もこちらから申し込んでお見合い成立となった方です。
この方は当初、帝国ホテルを希望してきましたが、こちらの担当者Xさんの話では予約が取れず、待ち時間が発生してしまう可能性があるということでした。
いきなり待ち時間から始まるというのは、お見合い通過(仮交際に進展)の難易度が跳ね上がるという話も聞きましたので、
別の場所に変更してもらうことにしました。
11時開店11時スタートという状況で難易度が高めでしたが、開店20分前に到着し、10分前の開店を待って店内で待つことにしました。
相手が現れたのは5分遅れでした。「ここに来たら開店前で時間をつぶしていたら少し遅れてしまいました」とのことでした。
しかし礼儀は正しく愛想も良く、笑顔が素敵な人でした。
こちらに興味をもって質問してくれて、ある話題の自己啓発本の話をしたら、それがヒットして盛り上がりました。
ただこの方はその2日ほど前にお父様が病で倒れられて、意識が戻らず、ICUで治療を受けているということで、
その状況を話したときに少し涙を流していました。「初対面の僕にそのような話までしてくれて、ありがとうございました」
と感謝の気持ちを示しました。
お互い、「またお会いしたいですね」と言って別れました。感触は良く、もちろんOKを出しました。
その夜、担当者を通して相手からもOKをいただき、下の名前と連絡先が伝えられ、初の仮交際へと進みました。
その後、携帯のCメールでこちらのPCメールアドレスを伝え、メールでやり取りをしましたが、
この人のお父様の病状が思わしくないため、仮交際1回目の日程が全く決まらず、最終的に流れてしまい、
1回も会わずに仮交際終了となってしまいました。詳しくは後述します。
C37歳・東京在住、7月3日(自分:OK、相手:NG)→ 終了
この人は相手からの申し込みに対して、こちらがOKを出してお見合い成立となった方です。
しかし相手がまさかの15分遅刻。いくら何でも非常識です。その場で立ち上がってレジに清算しに行っても
よかったくらいですが、それを思いとどまらせたのは相手のルックスでした。
プロフィールの写真はごく平凡でしたが、目の前の女性は小顔で目鼻立ちが整っていて、20代でも通用する、というより、
実際に20代に見える個性派の美人でした。普通、プロフィール写真はメイクや修正をして実物よりも数段よく仕上がることが
多いのですが、この人の場合は全く正反対。実物の方がはるかに見た目がよく、今この状態で写真を撮って、
プロフィールの写真と差し替えればよいのに、と思ってしまいました。
話については接点があまりありませんが、病院内の医療機器の納入やメンテだったかで仕事上、病院の出入りはしているということとか、
ピアノはかじったことがあるということで、雑談を交えてごく普通の会話をしました。
しかし、終了10分前になり、「もうそろそろですかね」と相手が時計を見て立ち上がったので、僕も立ち上がり、そのまま
会計に行き、そこで終了となりました。15分遅刻、10分前終了で正味35分間で、非常識な相手でこちらから願い下げしたかったのですが、
僕にはある疑念があったため、あえてOKを出して、相手からの返事を待つことにしました。
相手からは期限を過ぎても返事がなく、かなり後になってNGの返事が返ってきたことを担当者から聞きました。
D33歳・千葉在住、7月17日(自分:OK、相手:OK)→ 仮交際へ
この人は相手からの申し込みに対して、こちらがOKを出してお見合い成立となった方です。
相手からの申し込み最年少、しかも歯科医師さんで、プロフィールの見た目もよく、小柄で細身の素敵な雰囲気の女性
というイメージでした。
場所は1人目と同じ、銀座のカフェでした。目の前に現れたのは小柄でぽっちゃり、プロフィールの写真とは似ても似つかない人でした。
このとき僕は「まあプロフィール写真は相当修整して作りこんだのだろう、これくらいならまだ許容範囲だ」
と思ってしまったのですが、人が良すぎでしょうか。
「千葉県というのは具体的にはどの辺りですか?」と
尋ねるとなんと利根川を隔ててすぐ近く、「至近距離」と言ってもよいほどでした。
「それではここまでは電車ですよね」と聞くと、「車で来ました。そこに路上駐車してしまいました」と
信じられないことを言い出しました。(いや、銀座の歩行者天国に路上駐車?一体どういうこと?)と心の中で
突っ込みを入れましたが、「なかなか停める場所がなさそうですね」という言葉で事実上スルーすることとしました。
「歯科医師さんなんですよね。歯の診断・治療については僕は詳しくないんですけど、どういうお仕事なんですか?
どんな患者さんを診ているのですか?どういうときにやりがいを感じますか?」など
色々質問してみましたが、何も具体的な情報を明かすことはなく、適当に笑ってごまかされました。
「お医者さんって、お見合いの申し込みがたくさん来るんでしょうね」と聞かれたので、
「そんなことないですよ。一般的にはそう言われてますけど、僕の場合はね」とだけ言いました。
僕はこの質問が相手から出た瞬間、「これは何かを探るための質問だ」と直感したため、それ以上のことは言いませんでした。
その後は欲しい車の話、国内旅行の話など、当たり障りのないことを話していましたが、
僕はこの時、「やはりこれはおかしい」と感じていました。
すると1人目のお見合いの女性と同じように、この人も終了10分前にトイレに立ちました。
1時間で我慢できなくなるほどの尿意に達することは通常ないですから、これは時間稼ぎ、もっと言ってしまうと、
はっきり脈なしのサインなのだろうと僕は思いました。
しかし僕はこの人から何か重要な情報を引き出そうと考え、可能であれば仮交際まで進めたいと考えました。
従ってこの時点で席を立たず、相手が返ってきてからしばらくして、時間を過ぎてから「そろそろ時間ですね」と
席を立ちました。
店を出た後、この人は「それでは」と逆方向に歩いていきました。「路上駐車」した車まで戻って
自分の運転で帰宅するということなのか、と思いましたが、この人は利根川を隔てて至近距離と言ってもよい場所に
住んでいるということを知っていて、電車で一緒に帰るのを避けるために、このようなことをしたのではないか、
と考えました。ここまでは普通のお見合いでもよくあるケースとされます。
ここまででも相手が本人であるならば、職業詐称と言って間違いなさそうで、かなり問題がありそうでしたが、
本当の問題はここからでした。この人とはお見合い後、お互いOKを出し、仮交際となりましたが、
そこで、やはりと言うべきか、おかしなことが起こりました。
このケースについては別ページを立てて詳しく取り上げたいと思います。
E36歳・神奈川在住、7月24日(自分:OK、相手:NG)→ 終了
この人はこちらからお見合い申し込みをし、相手がOKを出してお見合い成立となった方です。
品川駅近隣にある高層ホテルの高層階にある吹き抜けのロビーという場所で、駅まではかなり時間的余裕をもって到着したのですが、
実際の指定の場所になかなかたどり着けず、到着したのは10分ほど前でした。
その時点で相手は来ておらず、ぎりぎりセーフでした。
店は吹き抜けのロビー内にあり、周囲の仕切りもないため、店内の席から周囲を見渡すことができました。
先に店内に入り、そこからそれらしい人を探していると、背の高い見た目の良い女性ということで、
あの人かな、と思い、恐る恐る声をかけると、その人がお見合い相手でした。
官公庁の広報の仕事に携わっているということで、自分の関わった仕事が何らかの形で
皆の目に触れるようになるという仕事にやりがいを感じているという話をしていました。
その他は仕事の話、趣味の話など、当たり障りのない話をしました。
読書が好きで、おすすめの本のことなど、「自由とは何か」という深いテーマの、ある本がお気に入りとのことで、
僕も「是非、読んでみたいです。もし次があればその時に感想についてお話ししたいです」
と前向きな姿勢を示しました。
そのロビーの他の部屋では結婚式も行われていたようで、魔女の宅急便のテーマが流れてきたので、
ジブリ映画の話にもなり、「実は僕も魔女の宅急便をピアノで弾いたことがあるんですよ」とお話ししました。
「是非、聞きたいです」とも言ってくれましたが、おそらく愛想だったのだと思います。
1時間10分ほど過ぎて、お見合いは終了。
相手は「お手洗いに寄ってから帰ります。今日は楽しかったです。ありがとうございました」と言って、
出口とは反対の方向に歩いていきました。
これは脈なしサインかとも思いましたが、
感触は悪くありませんでしたし、次も会いたいと思ったため、僕はOKを出しました。
しかし翌日相手からはNG返事が返ってきました。
理由は「フィーリングが合わないと感じた」とのことでした。
一般的に、お断りの理由として、「フィーリングが合わない」、「価値観が合わない」というのは
メジャーなものですが、本音として見た目が好きではない、胸がときめかない、収入が少ない、
自分の話しかしない、自慢話が多い、他人の悪口を言っていて聞きづらかった、こちらの話を聞いてくれない、
食べ方が汚い、生理的に受け付けないなど様々な理由がお断りの本当の理由であることも多いとされます。
このような本音の理由は相手には直接言いにくいですので、
それを「フィーリングが合わない」、「価値観が合わない」という言葉でごまかすことも多く、
婚活現場では。この2つがお断り理由の定番となっています。
この人からお断りされた本当の理由が何だったのか、強いて言えば、距離が遠いこと(相手は結婚後も仕事を続けたいと希望)と
相手が求める人物像とのずれではないかと分析しました。
F35歳・埼玉在住、7月31日(自分:OK、相手:OK)→ 仮交際へ
この人はこちらからお見合いを申し込み、相手からOKをもらってお見合い成立となった方です。
生物学科の大学院を卒業して臨床検査会社勤務、小さいころからヴァイオリンを続け、大学のオーケストラでも
弾いていたということでかなりの腕前であることがプロフィールから分かりました。
これまでも何度かお話ししていますが、僕はこれまでコアなピアノ弾き(音大ピアノ科卒、ピアノ講師、ピアノマニア)との
お見合いはどういうわけか1件も成立していないのですが、それに最も近いのがこの人ではないかと思いました。
お見合い1人目、5人目と同じ銀座のカフェでのお見合いでした。
対面して想像以上に華奢な女性で驚きました(ピアノと違って、ヴァイオリンは腕力や体重は必要ではないでしょうから、
ヴァイオリン弾きにはこういう人がいても全然おかしくはありませんが)。
とても大人しい女性で、こちらからの質問には答えてくれても、相手からはあまり質問が来ない状況で、
僕は質問しながら自分からもある程度の話をする、というバランスをがけてリードしました。
プロフィールにはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が好きということが書いてありますが、
実際はシベリウスの方が好きで、1楽章は人前で弾いたことがあるという話もしていました。
ただピアノの話題を出すと全く無知で、僕の話にはついてこられないことが早々に分かったため、
相手の土俵で話を続けることにしました。
続きは次回、婚活事件簿〜アヴェニューお見合い相手成りすましに続く。
管理人にメールを送る
更新:2023年2月13日
このコーナーのその他の記事
・学士編入の医師はモテるのか?
・医師が結婚する方法を真剣に考える
・40代後半医師・婚活の現状2021
・40代後半医師・迷走の婚活2021〜2022
・フェリーチェで迷走の婚活2022
・婚活事件簿〜フェリーチェ新担当者との面談
・アヴェニュー東京・IBJ(日本結婚相談所連盟)での活動開始
・婚活事件簿〜担当者成りすまし
・婚活事件簿〜お見合い相手成りすまし